ストレッチで伸ばしすぎると痛みが残るだけで柔らかくならない!

ストレッチで伸ばしすぎると痛みが残るだけで柔らかくならない!

「180度開脚ができるようになりたい!」

このような憧れからストレッチを始める人もいるでしょう。

しかし、大きな目標があると、ついつい無理なストレッチをしがちになります。

 

ストレッチで伸ばしすぎると、その部分に痛みが残り、あまりに症状が酷い場合だといつまで経っても治らなくなってしまいます。

さらには体が柔らかくなるどころか、かえって硬くなってしまうこともあります。

 

いったいなぜ、このようなことが起こってしまうのでしょうか?

 

ストレッチで伸ばしすぎると痛みが残る

疲れた体をほぐしたり、体の柔軟性を高める効果があるストレッチですが、それはあくまで適度な強度で行ったときの話です。

 

ストレッチでは筋肉や腱を伸ばすことになりますが、当然のことながら個人によって伸ばせる度合いは異なります。

多少の伸びならば、そのときに痛みを生じるだけで済みますが、明らかに限界を超えて伸ばしてしまうと大きな痛みが残ってしまいます。

やりすぎると「ブチッ」という嫌な音が聞こえることもあります。

確実にどこかが切れたような音ですね。

 

あまりに痛みが酷いときには、肉離れや腱の断裂が起きている可能性があるため、病院で診てもらうべきです。

スポーツ整形外科にかかれば、医師からより適切な処置と、今後のアドバイスをもらえることでしょう。

 

また、一度このような怪我や大きな痛みが生じてしまうと、元に戻るまでにかなりの時間を要します。

その間はストレッチをしたくてもできなくなってしまうので注意してください。

 

ストレッチをできない期間が長くなってしまうと、せっかく柔らかくなった筋肉も、また硬くなってしまいますよ。

1日の無理が、その後の数週間を無駄にしてしまうこともあるので、くれぐれも無理はしないように注意してください。

 

過度なストレッチはかえって体を硬くする

怪我をするほどではないにしても、ストレッチ中に痛みを堪えなければならないレベルであれば、やはりそれもやりすぎです。

 

「あともうちょっとで手が爪先に届きそう」

「もう少しで頭が膝につく」

 

こんな感じで、自分の限界を超えて一気に伸ばしてしまいたくなるんですね。

気持ちはよくわかるのですが、これから先のことを考えると無理は禁物です。

 

実は筋肉には無理に伸ばそうとすると、危険だと判断して硬くなる性質があるのです。

 

具体的には、筋肉の中に筋紡錘と呼ばれるセンサーがあり、筋肉があまりに伸ばされると脳に危険信号を送ります。

すると、脳からは筋肉に対して縮まるように命令が来ます。

これを筋肉の「伸長反射」と呼びます。

 

伸長反射は生活をする上ではとても重要な働きであり、この機能のおかげで怪我を防げています。

しかし、筋肉を柔らかくするという観点でいくと、この伸長反射は厄介なものになります。

 

筋肉に縮まるように命令が来るということは、筋肉が硬くなってしまうことに他なりません。

伸長反射が起こるほどのストレッチは、かえって逆効果ということです。

 

つまり、強度が高すぎるストレッチをすればするほど、どんどん筋肉は硬くなっていくわけです。

せっかく体を柔らかくするためにストレッチをしているのに、これでは意味がありません。

ということで、とにかく無理なストレッチは厳禁なわけです。

 

体を柔らかくするストレッチのやり方

体を柔らかくするためには、適切な強度と時間で伸ばすことが重要です。

 

我慢しなくてはならない程の痛みだったり、長時間伸ばしているようであったら、それはストレッチのやり過ぎです。

筋肉を痛めたり、硬くなってしまうことでしょう。

 

かといってストレッチの強度が弱すぎたり、時間が短すぎても駄目です。

それではいくらやっても、体は柔らかくなりません。

 

まずストレッチの強度ですが、自分が筋肉を伸ばしたときに、ちょっと痛いけどでも気持ちいいというぐらいがベストです。

適切な強度でストレッチをしていると、だんだん気持ちよくなってきて、心がリラックスしてきます。

実際にやってみると、なんとなくわかると思います。

気持ちよさを感じないようだと、ストレッチの強度は適切でないといえるので、1つの指標にしてみてください。

 

続いてストレッチの時間ですが、1つの部位を30秒ぐらい伸ばすようにしましょう。

あまり短いと筋肉が伸びていると認識してくれず、長すぎても柔軟性向上の効果はあまり変わらないという研究結果があるようです。

確実かつ効率的に柔軟性を上げていきたいなら、ストレッチの時間は30秒ぐらいと覚えておきましょう。

 

ストレッチの強度と時間さえ守って地道に続けていけば、確実に体は柔らかくなっていきます。

決して焦らずにじっくりと取り組んでみてください。

 

まとめ

ストレッチをしていると、どうしても早く体が柔らかくなりたいと思ってしまいがちです。

 

しかし、そのはやる気持ちを抑えられずに筋肉を伸ばしすぎてしまうと、思わぬ怪我や、逆に体が硬くなるという現象に悩まされることになります。

焦りすぎてしまった結果、しばらくストレッチができないなんてことになったら、とても悔しいですよね。

下手をすると、そのままフェードアウトしてストレッチの習慣がなくなってしまうかもしれません。

 

適切な強度と時間を守ってストレッチをしていれば、少しずつですが、どんな人でも必ず体の柔軟性は向上していきます。

急がば回れなので、日々のストレッチを楽しんで気持ちよく続けていくようにしてください。

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