大卒・高卒公務員の年収比較!給料・ボーナスどちらが多い?

大卒・高卒公務員の年収比較

 

公務員というと、大卒のイメージが強いと思いますが、実は高卒の人も結構います。

世間一般的に、安定してそれなりの給料をもらい、ある程度の年収を稼いでいると思われていることでしょう。

では、大卒と高卒の公務員では、給料・ボーナス・年収はどれくらいの違いがあるのでしょうか?

総務省の平成29年地方公務員給与実態調査結果を基に算出しました。

今回は、その結果を紹介します。

 

大卒・高卒地方公務員の平均給与月額の比較

まずは、大卒と高卒の地方公務員全体(一般行政職)の平均給与月額を紹介します。

 

大卒:400,364円 (平均年齢 40.5歳)

高卒:409,312円 (平均年齢 44.4歳)

 

なんと、地方公務員全体(一般行政職)の平均給与月額は、高卒の方が約1万円多いんですね。

平均年齢も約4歳上になります。

このことから、高年齢になるほど高卒の職員が多いことが伺えます。

高年齢者の方が当然、給与月額も多いはずですからね。

 

ちなみに給与とは、ベースとなる給料に各種手当を加えた合計額のことです。

つまりは月収ということですね。

 

それでは、地方公務員全体(一般行政職)の大卒と高卒の平均給与月額を年齢別に見てみましょう。

 

年齢区分 大卒 高卒
18~19 176,079
20~23 228,257 209,350
24~27 265,859 247,567
28~31 302,448 287,202
32~35 343,435 327,865
36~39 387,780 372,164
40~43 431,156 416,814
44~47 464,436 445,206
48~51 489,394 463,785
52~55 509,924 476,240
56~59 528,526 482,356

 

グラフにするとこんな感じです。

 

地方公務員(大卒・高卒)年齢別平均給与月額

 

※大卒で18~19歳はあり得ないので、この年齢区分は高卒のデータしかありません。

 

 

表やグラフで年齢別の平均給与月額を見ると、どの年齢区分でも大卒のほうが高卒よりも多いことがわかります。

全体では高卒のほうが平均給与月額が多くて驚きましたが、実態としては、大卒のほうが多いということですね。

 

 

大卒・高卒地方公務員の年間平均ボーナス額の比較

続いて、大卒と高卒の地方公務員全体(一般行政職)の年間平均ボーナス額を紹介します。

 

大卒:1,558,963円 (平均年齢 40.5歳)

高卒:1,593,805円 (平均年齢 44.4歳)

 

地方公務員全体(一般行政職)の年間平均ボーナス額は、大卒より高卒の方が約3万5千円多いですね。

ボーナスは、給料と地域手当や扶養手当が算出基準となるので、平均給与月額が多ければボーナスも多くなることが多いです。

よって、年間平均ボーナス額も平均給与月額の結果と同様、大卒より高卒が多くなるのは当然だと言えます。

 

ちなみに、平成29年度の公務員のボーナスは、給料の4.4か月分です。

ただし、年齢別の平均給料月額のデータはあるのですが、年齢別の地域手当や扶養手当のデータがありません。

このため、大卒と高卒の年間平均ボーナス額は、地方公務員全体(一般行政職)の平均給与月額と平均年間ボーナス額の割合で算出しています。(平均給与月額の約3.9か月分)

 

それでは、年齢別の地方公務員全体(一般行政職)の大卒と高卒の平均年間ボーナス額を見てみましょう。

 

年齢区分 大卒 高卒
18~19 685,627
20~23 888,801 815,180
24~27 1,035,219 963,992
28~31 1,177,691 1,118,325
32~35 1,337,289 1,276,661
36~39 1,509,962 1,449,156
40~43 1,678,862 1,623,017
44~47 1,808,450 1,733,571
48~51 1,905,633 1,805,915
52~55 1,985,574 1,854,413
56~59 2,058,008 1,878,228

 

グラフにすると、こんな感じです。

 

地方公務員(大卒・高卒)年齢別平均年間ボーナス額

 

年齢別データで確認すると、平均年間ボーナス額も、やはり大卒のほうが高卒より多いですね。

これも平均給与月額と同様の結果でした。

 

 

大卒・高卒地方公務員の平均年収の比較

それでは本題の年収はどうなっているのか?

大卒と高卒の地方公務員全体(一般行政職)の平均年収は以下のとおりです。

 

大卒:6,363,331円 (平均年齢 40.5歳)

高卒:6,505,549円 (平均年齢 44.4歳)

 

地方公務員全体(一般行政職)の平均年収は、大卒より高卒の方が約14万円多いですね。

平均年収は、平均給与月額の12か月分と平均年間ボーナス額の合計額です。

 

それでは、年齢別の地方公務員全体(一般行政職)の大卒と高卒の平均年間ボーナス額を見てみましょう。

 

年齢区分 大卒 高卒
18~19 2,798,575
20~23 3,627,885 3,327,380
24~27 4,225,527 3,934,796
28~31 4,807,067 4,564,749
32~35 5,458,509 5,211,041
36~39 6,163,322 5,915,124
40~43 6,852,734 6,624,785
44~47 7,381,682 7,076,043
48~51 7,778,361 7,371,335
52~55 8,104,662 7,569,293
56~59 8,400,320 7,666,500

 

グラフでも確認してみましょう。

 

地方公務員(大卒・高卒)年齢別平均年収

 

年齢別データで平均給与月額、平均年間ボーナス額共に大卒のほうが高卒より多かったので、当然平均年収も同じ結果になります。

平均給与月額、平均年間ボーナス額、平均年収の全てにいえることですが、年齢が上がるほど、大卒と高卒の金額の差が大きくなっています。

一番上の年齢区分になると、平均年収で70万円以上の差が出てきます。

これはかなり大きいですね。

 

このことから、大卒と高卒の高年齢での毎年の昇給額に大きな差があることが伺えます。

恐らくは、管理職(部長級)などへの昇格が、大卒のほうが高卒より多いのでしょう。

公務員は年功序列の社会ですが、出世面でもやはり学歴による差があるのでしょう。

民間企業のように、実力があればいくらでも出世できるという世界でもないのかもしれませんね。

 

あくまでデータを基に考察しただけなので一概にはいえないかもしれませんが、そういう面が垣間見えます。

 

最後に

さて、大卒と高卒の公務員の給料、ボーナス、年収などを比較してみましたが、いかがでしたか?

全体平均で見れば大卒より高卒のほうが多くお金をもらっているように見えましたが、年齢別のデータで確認すると、やはり大卒のほうが高卒より多くお金をもらっていることがわかりました。

ある意味予想通りでしたね。

しかし、金額面でいえば、高卒の公務員でも充分な収入があるといえます。

 

公務員は人気の高い職業であり、入職するための公務員試験は大変な難関になります。

しかし、そんな公務員試験も大卒枠ではなく、高卒枠になると、実は途端に難易度が下がります。

大卒枠ではなく、高卒枠で公務員試験の合格を目指すというのも、一つの選択肢かもしれませんね。

 

今回の記事がみなさんの参考になれば幸いです。

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