公務員(市役所職員)の平均年収はいくら?高すぎるのか低いのか?

公務員(市役所職員)の年収

 

地方公務員である「市役所職員」の年収はどれぐらいあるのでしょうか?

市役所職員といえば、みなさんにとっても最も身近な公務員にあたると思います。

よく世間一般では、民間に比べて仕事は楽で給料が多いというイメージが根強いようですが、果たして実際のところはどうなのでしょうか?

今回は、そんな疑問について調べてみた内容を紹介します。

 

市役所職員の年収

気になる公務員の年収ですが、毎月の給与と年に2回の賞与を合わせた額になります。

そして年収は、国家公務員と地方公務員で異なります。

給与については、総務省の「平成29年地方公務員給与実態調査結果等の概要」を参考にしました。

賞与については、人事院勧告の「給与勧告の仕組みと本年の勧告のポイント」を参考にしました。

これらを基に、国家公務員と地方公務員の一般行政職における年収を算出しました。

 

国家公務員

まずは国家公務員を見ていきましょう。過去7か年の国家公務員の平均給与月額と賞与は以下のとおりです。

23年 24年 25年 26年 27年 28年 29年
平均給与月額 397,723 372,906 376,257 408,472 408,996 410,984 410,719
平均給料月額 327,205 304,944 307,220 335,000 334,283 331,816 330,531
諸手当月額 70,518 67,962 69,037 73,472 74,713 79,168 80,188
賞与(月数) 3.95 3.95 3.95 4.10 4.20 4.30 4.40

平成29年度で見ると、平均給与月額の12か月分と賞与の4.4か月分の合計額なので、年収は

410,719円×(12か月+4.4か月)=6,735,792円

となります。

平均年齢は43.6歳です。

なお諸手当月額は、地域手当、扶養手当、住居手当等の各種手当の合計額になります。

ちなみに、各手当の概要は以下のとおりです。

地域手当・・・地域の物価格差補正のための手当

扶養手当・・・扶養する配偶者や子ども等の家族がいる場合の手当

住居手当・・・賃貸物件に住んでいる場合の手当

大体、名前から想像がつく内容ですね。

賞与は、いわゆるボーナスのことです。公務員は、夏と冬の年2回のボーナスの合計額が、概ね給与の4か月分前後であることがほとんどです。

 

ちなみに国家公務員の指定職と呼ばれる各省庁の部長級以上になると、年収1,000万円超えになってきます。

 

地方公務員

続いて本題の市役所に該当する地方公務員の平均給与月額と賞与になります。

23年 24年 25年 26年 27年 28年 29年
平均給与月額 377,625 373,923 370,822 368,817 367,557 365,549 363,448
平均給料月額 334,379 331,189 328,842 326,969 325,130 321,689 319,492
諸手当月額 43,246 42,734 41,980 41,848 42,427 43,860 43,956
賞与(月数) 3.95 3.95 3.95 4.10 4.20 4.30 4.40

※諸手当月額は、国家公務員と比較できるように国の公表資料と同じベース(時間外勤務手当等を除いたもの)で算出されています。このため、実際の地方公務員の給与は、もう少し多くなります。

平成29年度で見ると、平均給与月額の12か月分と賞与の4.4か月分の合計額なので、年収は

363,448円×(12か月+4.4か月)=5,960,547円

となります。

平均年齢は42.3歳です。

国家公務員と比べると年収は低くなっています。国家公務員の場合は、官僚などのエリートも含まれているので、平均年収が高めに出てくるところでもあります。

 

市役所年収ランキング

市役所職員の年収はわかりましたが、実際に年収が多い場所はどこかも調べてみました。総務省に公開されているデータを基に平成29年度の年収が多いランキングをトップ3で紹介します。

 

第1位 神奈川県厚木市 6,932,420円

第2位 東京都渋谷区 6,753,776円

第3位 大阪府豊能町 6,750,408円

※ちなみにこの年収も、給与月額に含まれる諸手当は国の公表資料と同じベースになっています。よって、実際の年収には多少の誤差が含まれます。

 

やはり年収が高いのは都会になりますね。地方公務員の平均年収を100万円近く上回っています。逆に言えば、田舎の方になれば同様に地方公務員の平均年収を大きく下回るところもあります。つまり、同じ市役所職員でも年収には結構な差が出てくるんですね。

 

市役所でも年収に地域差がある

上記でも書きましたが、地方公務員の給与には地域手当というものがあります。これは給料とは別に手当として支給されるもので、役職問わず誰でも支給される手当になります。

都市部であれば物価が高いため生活に必要なお金も多くなります。逆に田舎であれば、都会ほどのお金がなくても生活できます。地域手当は、その差を調整するためのものになります。

このことから、同じ市役所勤務の職員でも、地域によって年収に差が出てくるのです。ちなみに、地域手当はボーナスの算定の基礎にもなってきます。つまり、地域手当の額に差があると、毎月の給与のみならず、ボーナスにも差が出てくるため、年収でもそれなりの差が出てきてしまうのです。

 

公務員(市役所職員)の給料は本当に高すぎるのか?

さて、公務員の給料は果たして本当に高すぎるのでしょうか?

比較のために民間企業の平均年収を調べてみました。

国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、平成29年度の民間企業(正規従業員)の平均年収は、493.7万円です。

平均年齢は46.0歳となっています。

地方公務員である市役所職員の平均年収と比較すると、大体100万円ぐらいの差があることになります。

この数字を見ると、公務員の給料は民間企業と比べると高いと感じる人が多いかもしれません。ただ、一部上場しているような、いわゆる大企業と呼ばれる会社と比較すると決して高くはありません。むしろ低いと言えるかもしれません。

あとは仕事内容や福利厚生の面を考慮して、公務員の年収をどう捉えるかによるでしょう。一昔前は公務員は暇そうにしていると思われがちでしたが、今現在は激務をこなしている部署も多々あるようです。

あなたはこのデータを見てどのように感じたでしょうか?

市役所職員の給料が高すぎるか低すぎるかは、人によって意見が分かれるところかもしれません。

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